突然ですが、トイレを使って水で流した後、その排水は一体どのように処理されていると思いますか。
実は排水は排水管を通って下水処理場に送られていきます。
日本全国に排水管が整備されており、下水処理場にまとめて送られるようになっているのです。
下水処理場があるからこそ、日本の都市は清潔さを保っていられると言えます。
もちろん、今よりも何百年も昔は下水処理のしくみは確立されていませんでした。
ですが昔は今よりも人口も少なかったので、排水を直接、河川に流し込んでも問題ありませんでした。
というのも河川に住む微生物たちが、きちんと排水を浄化してくれていたからです。
人間にとっては汚水でしかなくとも、微生物にとっては決して有害なものではなく、分解可能なものなのです。
そして実は現代でもこの微生物による汚物の分解作用は役立てられています。
下水処理場の話を最初にしました
が、まさに下水処理場で微生物が利用されています。
下水処理場では大量の微生物を用意した施設に排水を流し込むことで、微生物に排水を処理してもらっているのです。
汚水と微生物が混ざりあうと泥のようなかたまりとなるため、この状態の微生物を活性汚泥と呼んでいます。
生きているので活性、汚れた泥ということで汚泥です。
活性汚泥で排水処理する排水処理装置のいいところは、施設が単純なもので済み、施設の構築と運用にかかるコストが安いことです。
確かに、放っておいても活性汚泥が分解してくれるわけですし、高価な薬剤などを使う必要もなく、空気を与えるだけで活性汚泥は機能しますから安価なのもうなずけます。
何でもかんでも人間の手でやろうとせず、自然界の力を活用するという発想が大切なのかもしれません。
もちろん、排水処理に活性汚泥を利用する方法にもデメリットはあります。
それは微生物であるからこそ、環境の変化に影響を受けやすく、維持管理にベテランの人材が必要となるということです。
活性汚泥で排水処理をするために日々、下水処理場の職員の人達は!(^^)!頑張っているのだなと思わされます。
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