子供の頃から両親が食堂を営んでいたこともあり、料理をすることも食べることも大好きでした。
基本的に食べ物の好き嫌いもほとんどなく、日々食べること自体が楽しみだからです。
実家のお店を継ぐことも考えましたが、結局は普通に就職して結婚し、主婦として毎日料理をしています。
しかし主婦になってからというもの、料理がわからなくなりました。
その理由は主人の偏食の多さです。
まず食べられない食材が山ほどあり、野菜はもちろん、魚介類や乳製品など、ありとあらゆるものが食べられません。
この段階で、私が作れる料理のレパートリーが半分くらいに減るほどです。
仕方がないので食材の好き嫌いを克服させるために、いろんな調理法を試してみますが、これがまた全く効果がありません。
主人は子供の頃から好き嫌いが許され、簡単な調理の味に慣れていたので、凝った料理を食べないからです。
私はこれまで料理ができないという自覚はなかったのですが、料理下手なのか…と落ち込みます。
料理上手の基準ってなんだろう?
こんな主人がおいしいと思う料理って…と今でも悩みます。
ですが結局今となっては簡単な調味料だけで、シンプルに焼くとか煮るだけが、一番良いとわかり、私の料理への熱意がなくなりました。
こんな調子なので主人は外食も嫌がります。
でも私はイタリア料理、フランス料理とか、いろんな食材で美味しいものが食べたいと、結婚前よりも美味しい料理に飢えています。
主人が食べたら死ぬかもしれないキノコや魚介類をたらふく食べたい!
するとある日突然、禁断症状が出て、主人が出張で留守の時に、普段食べていない食材を山ほど購入して、これでもかってぐらい料理をして食べました。
おかげでそれまでのストレスが消え、幸せに満たされました。
それ以来、主人に合わせた食事をやめ、自分が食べたいものを作るようにしています。
好き嫌いのない人と結婚していたら、料理上手って言われたかもしれないのになぁ~と、残念に思いますが、まだチャンスはあるかしら~?!
世の中の旦那さま、好き嫌いはほどほどにしたほうが良さそうですね!
世の中の旦那さま、好き嫌いはほどほどにしたほうが良さそうですね!